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【Guerrilla Collective 2020】日本語対応を熱望する注目ゲーム12選

3日間にわたってトレーラー映像やゲームプレイの紹介によって、70近いタイトルが発信された「Guerrilla Collective」。

今年はオンラインイベントが多く、同じゲームの情報を見ることもありましたが本イベントでは、確認したイベントで発表済みの情報はほとんどありませんでした。

その中から注目したゲームをピックアップしていきます。

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BALDUR’S GATE 3

TRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」の世界観をベースにした、ベルギーのLarian Studiosが手掛ける人気ファンタジーRPGの最新作。埋め込まれた寄生虫によって特別な力を得たプレイヤーは、浸食されて悪の存在になってしまう前に、それを防ぐ手段を探すため冒険へと向かいます。

最大4人のマルチプレイが可能で、D&Dの第5版ルールに基づいたターンベースの戦闘システムとなっています。最新のDivinity 4.0エンジンによるより進化した映像表現にも注目です。

トレーラーのラスト、キャラクターが次々と武器を抜いていくシーンはカッコよさに感動しました。

Steamで2020年10月からアーリーアクセス開始。

BOYFRIEND DUNGEON

日本語対応と判明

カナダのKitfox Gamesが開発するアクションRPG。エストックやダガーといった実在する武器が人に変身する世界で、ダンジョンのモンスター退治を依頼された主人公が武器たちと親愛を深めるため、恋愛やダンジョン探索を楽しみます。

主人公の性別は選択可能で、同性とのデートも可能。デートや探索によって親愛度が上がると武器としての性能も上がるため、気に入った武器を育てるか、パートナーを優先するか悩みどころですね。

リリースは未定2021年8月12日に配信開始。

Lake

日本語対応と判明

オランダのGamiousが開発するストーリー重視のADV。1980年代のオレゴン州を舞台に、都会の生活に疲れた40代の女性メレディス・ワイスの田舎での穏やかな暮らしを描きます。

故郷に帰って郵便配達員を始めた彼女には、2週間のうちに様々な選択肢が現れます。その結果次第で、3つのエンディングに導かれるとのこと。

癒される風景と音楽によって、リラックスできる雰囲気をもったゲームです。現代社会でもありふれているテーマを、どう展開していくのか。

Steamで2021年第1クォーターにリリース予定2021年9月1日にリリース決定。

Gestalt: Steam & Cinder

日本語対応と判明

アメリカのロサンゼルスに拠点を置くMetamorphosis Gamesが開発中のアクションADV。ドット絵で描かれたスチームパンク風の世界が特徴で、女剣士のAletheiaが蒸気エネルギーを利用して運営される巨大都市「Canaan」の秘密を探り、真相を暴いていくことになります。

戦闘では、剣だけでなく銃を使ったアクションもあり、スキルやステータスを育成しつつ使い分けていくことが肝となりそうです。滑らかなドットアニメーションも魅力。

Steamで2021年にリリース予定。

Metal: Hellsinger

日本語対応と判明

スウェーデンのThe Outsidersが開発しているリズムアクションFPS。半人・半魔の存在であるアンノウンを操作して、悪魔の軍勢に復讐をしていくストーリーが描かれ、物語のナレーションは俳優・Troy Bakerが務めています。

リズムアクションという通り特徴は、流れるメタル調の音楽に合わせて攻撃をすることで、より強力なアクションを繰り出していくシステムです。劇中の音楽は、活躍中のヘビメタバンドのメンバーたちがゲーム専用に制作したものとのこと。

独特なゲームデザインですが「バトルフィールド」などを手掛けたベテラン開発者が中心となっていて、完成度に期待が持たれるところです。

PC/PS4/Xbox Oneの他、次世代機で2021年にリリース予定。
PS5/Xbox Series X/PCで、2022年9月15日に発売決定。

Almighty: Kill Your Gods

アメリカのVersus Evilが手掛けるアクションRPG。魔法戦士となって魔法のガントレットを駆使し、圧政を繰り返す神々に対して反逆を行います。

ガントレットを使った火や氷などの属性を持った遠距離攻撃や、アミュレットを用いて発動する大規模な魔法など扱える魔法は様々です。回復やシールドといった支援用のものも存在し、カスタマイズによってさらに幅が広がります。

マルチプレイ要素や拠点拡張・防衛要素もありと非常にボリューミーなタイトルです。

リリースは未定。

Hundred Days

日本語対応と判明

イタリアのBroken Arms Gamesが開発するワイナリー経営シム。プレイヤーはワイナリーの管理者として、品種選別、収穫時期、発酵手法、販売管理などワイン作りにおけるあらゆる条件を考慮し、一流のワイナリーへ育てあげていくことが目的です。

品質だけでなく市場に十分な量を供給することも求められ、実際の経営にも即した判断が必要となります。柔らかな色調で表現された見た目から想像もできないほど、深い要素で構成されている本格シミュレーションです。

リリースは2021年5月14日を予定。

No Straight Roads

日本語対応と判明

マレーシアのMetronomikが手掛ける3DアクションADV。音楽をテーマにした作品で、音楽があふれるVinyl Cityを支配するEDM帝国の陰謀に、ロックバンド「Bunk Bed Junction」のギタリスト・メイデイとドラマー・ズークが立ち向かうというストーリーが展開されます。

戦闘にも音楽要素がふんだんに取り入れられていて、BGMのリズムに合わせて回避や攻撃をすることが重要になります。敵の「EDM」攻撃を回避し、プレイヤーの「ロック」攻撃を当てて優勢になっていくにつれ、BGMが徐々にEDMからロックに切り替わる独特な演出も特徴です。

日本語の収録もされていて、メイデイは佐倉綾音さん、ズークは福山潤さんが声を当てています。

Epicストア/PS4/Switch/Xbox Oneでリリース予定。
PS4版は、2020年6月30日に発売が発表されました。
PS4/Switchで2020年8月27日に発売決定。

READ ONLY MEMORIES: NEURODIVER

アメリカのカリフォルニア州にあるMidBossが開発するサイバーパンクADV。日本でもSwitch/PS4などで発売された「2064: Read Only Memories」の続編となります。

主人公のエスパー・ES88を操作し、他者の記憶に干渉する装置「NEURODIVER(ニューロダイバー)」を用いて「ゴールデンバタフライ」と呼ばれる犯罪者のエスパーを追跡することが目的です。

レトロ調のドットが描く、記憶をテーマにした物語の行方は一体どうなるのでしょうか。「VA-11 Hall-A」「Coffee Talk」といった作品が好きな方は、惹かれるものがあると思います。

Steamで2021年にリリース予定。
PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/PCで、2022年第一四半期にリリース予定。SteamとEpic Game Storeにて、体験版を配信中。

Star Renegades

2021年4月28日に、Switch/PS4/PC(DMM GAMES)で日本語対応版が発売

カナダのMassive Damageが開発するタクティカルRPG。軍事力を背景に独裁を強める帝国に対し、反旗を掲げたリベリオンとの闘いを描いた作品。

ローグライク要素と戦略的なターン制バトルを組み合わせていて、毎回違った戦闘を楽しむことができるとのこと。ドットで細やかに描かれたキャラクターや背景も魅力的です。

難易度は高めで、探索に時間をかけてしまうとそれに伴い帝国側の戦力が強化されてしまいます。
体力の管理もシビアで、しっかりと意識しながら戦闘をする必要があるようですね。

歯ごたえのある戦略シミュレーションを求めている人は、注目のタイトルではないでしょうか。

Steamで2020年9月8日にリリース。

Vigil: The Longest Night

日本語対応と判明

台湾のGlass Heart Gamesが開発する横スクロールACT。自警団の生き残りである主人公のレイラが、化け物たちから故郷を守りつつ、世界の秘密を明らかにしていくというストーリーです。

クトゥルフ神話にインスパイアされたダークな世界観が特徴で、「悪魔城ドラキュラ」「ソルト&サンクチュアリ」に影響を受けている高難度の作品となっています。

グロテスクな見た目をした敵や陰鬱とした背景が気味悪さを助長していますね。
ぬるぬると動くアニメーションが秀逸です。

マルチエンディングを採用しているとのことで、リプレイ性の高い作品と言えそうですね。ソウルシリーズを思わせます。

Steam/PS4/Switch/Xbox Oneでリリースを予定しており、SteamとSwitchでは、2020年10月15日に配信されます。

Wolfstride

2022年6月2日に、Switchで発売。Steam版は、同日に日本語対応

スウェーデンのRaw Furyから発売されるメックバトルSRPG。元ヤクザのドミニク・シェイドがメックバトルのトーナメントに出場し、頂点を目指して戦いながら町の人々と関係を築いていく物語です。

戦闘システムには古典的なターンバトルを採用し、AP(アクションポイント)を消費して移動や攻撃を行います。大きな特徴となっているのは、モノクロで描かれたビジュアルとオノマトペを使った演出で、「ガガガッ」や「ヒュン」といった日本の漫画的表現がロボットの攻撃に合わせて現れます。

開発はブラジルのOTA IMON Studios。ブラジルのロボットゲームといえば「オーバーライド」がありますが、こちらも強く日本のロボットアニメに影響を受けているため、ブラジルにはそういった土壌があるように感じますね。

Steamで2021年12月7日にリリース。