日本でもついに始まったXbox|PC Game Pass。現時点で100以上のゲームが提供され、定額で遊び放題となるいわゆるサブスクリプション型のサービスです。
筆者も加入しているのですが、その際に良い点ならびに気になる点があったので述べていきたいと思います。
良い点
他サービスと比較しても際立つコストパフォーマンスの良さ

現在、ゲームのサブスクリプションサービスには以下のようなものがあります。
サービス名 | 価格 |
---|---|
Xbox|PC Game Pass | 月額850円(最初の3ヶ月は100円) ※アルティメットプランだと、月額1100円 |
PS Plus | エッセンシャル ・1ヶ月 850円/3ヶ月 2,150円/ 12ヶ月 5,143円 エクストラ ・1ヶ月 1,300円/3ヶ月 3,600円/ 12ヶ月 8,600円 プレミアム ・1ヶ月 1,550円/3ヶ月 4,300円/ 12ヶ月 10,250円 |
Nintendo Switch Online | 年間2,400円(月200円) ※追加パック加入で、年間4,900円(月409円) |
Apple Arcade | 月額600円 |
価格で見るとNintendo Switch Onlineが最安で、2021年10月から新たに追加パックの提供が開始されました。こちらに加入すると、従来通りファミコン/スーパーファミコンのソフトが楽しめるだけでなく、NINTENDO 64/メガドライブのソフトが遊べるようになります。ただし、タイトルの更新頻度が高くなく、本数も他のサービスと比べると少なめです。
PS Plusは、2022年6月にサービスのリニューアルが行われ、最も強力な競合サービスになりました。上位プランは数百本にわたるPS5/PS4タイトルをプレイでき、最上位のプレミアムでは初代PS/PS2/PSPのクラシックタイトルも楽しむことが出来ます。
Apple Arcadeについては、年齢の利用制限がなく日本メーカーもタイトルを提供しているので、子供と一緒に楽しみたい方にとって良い選択肢になるでしょう。
これらを踏まえた上でXbox|PC Game Passは、18歳以上の年齢制限があるものの、それをクリアしていればサービス面・価格面において優れたコストパフォーマンスを発揮します。人気タイトルからインディーズまで幅広くそろえており、色々なゲームを遊びたい方にはぴったりです。コンソールだけでなく、PCで利用できることも大きなメリットとなっています。
豊富なソフトラインナップ

「Halo」シリーズや「Gears」シリーズといった海外の人気シリーズや、「Dead by Daylight」「Hollow Knight」「UNDERTALE」のような日本でも人気となったインディーゲームも提供されています。
また、タイトルの更新も頻繁に行われており、既にリリースされているものだけでなく最新タイトルを発売同日にプレイすることも可能です。
【ラインナップ(一部)】
- ARK: Ultimate Survivor Edition
- Assassin’s Creed Origins
- FIFA 21
- Forza Horizon 4
- Forza Horizon 5
- Halo Infinite
- Madden NFL 22
- Minecraft
- MLB The Show 22
- NBA 2K22
- Sea of Thieves
- Sniper Elite 5
- STAR WARS バトルフロント
- STAR WARS バトルフロント II
- レインボーシックス シージ
気になる点と改善された点
提供タイトルにばらつきがある

提供されているタイトルが海外と日本で異なっていることは気になる点で、「キングダムハーツIII」「ジャンプフォース」などは、日本向けに配信されていません。市場の違いはあるでしょうが、魅力あるタイトルだけに欲しかったですね。
プランの違い(コンソール/PC)によって、提供タイトルが違うことも残念な点として挙げられます。「NieR:Automata BECOME AS GODS Edition」「バンジョーとカズーイの大冒険」などは、PC向けには提供されていません。
一方、コンソール向けには無いタイトルもあるので、遊びたいゲームがあったときはプランを確認しておくことが重要です。
アプリの使いにくさ

Windowsストアから見つけにくい(改善)

現在は、トップページの見やすい所に表示されているので、検索をしなくても一目でわかるようになっています。
【改善前】

サービスを利用する際は、公式サイトの活用するかは専用アプリをインストールすることになります。
まず、Windows10に標準インストールされているMicrosoft Storeから見つける必要があるのですが、トップのゲームタブを見てもXbox Game Passに関する情報が見当たりません。検索機能に「Xbox」と入力し、ようやく見つかります。
ストレスを感じる操作感(改善)
「マイライブラリ機能」によって、「後でプレイ」に追加したゲームにアクセスしやすくなりました。「後でプレイ」への追加に関しても、以前はゲームのプレビューからしか行えませんでしたが、現在は詳細ページからも可能となっています。
【改善前】
インストールして起動し「さあゲームを探そう」となるのですが、スクロールに対するレスポンスが悪く表示に時間がかかります。これは、パソコンのスペック次第で解消されるかもしれません。
また、ゲームの詳細ページを開いてから一覧ページに戻るとページのトップまで戻されてしまい、下の方を見ていた場合は再度スクロールさせなければいけません。この部分は早急に改善してほしい所に思います。
【まとめ】現時点でも十分なタイトルはある、アプリの使用感については改善に期待
遊んでみたいタイトルが一つでもあったら、それだけで最低2ヶ月分は元が取れる価格設定になっています。今興味のあるゲームがなくても、定期的に配信タイトルは増えていくので、都度都度チェックしてみてほしいサービスでした。
アプリの使用感については、運用していく内にフィードバックが集まってくると思うので、改善を期待したいです。